続 早良逍遥マップ记
―鉄道迹を歩いて,未来に繋ぐ―
内山 敏典
はじめに
本书は,前回(2003 年 12 月 25 日)に上梓いたしました『早良逍遥マップ记』の続编と なるものです. 『早良逍遥マップ记』において掲载しました史迹名胜は贝原益轩『筑前国続 风土记』 ,青柳种信『筑前国続风土记拾遗』 ,加藤一纯·鹰取周成『筑前国続风土记付录』 , 伊藤常足『太宰管内史』および奥村玉兰『筑前名所図会』の先人がそれぞれの书物で旧西 区(早良郡で,现在の城南区,早良区および西区)について掲载なされた所在地を现在の 住居表示によるマップと若干の解说をいたしました. 笔者の住む近くの早良区重留新町バス停(重留新町信号付近)から约 15,000～13,000 歩 以内の距离で,东は中央区赤坂の「ふくろうの森」 ,西は西区の「金武の乙石」と「西市民 プール」 ,南は早良区の「脇山の谷口」 ,北は早良区の「百道浜の福冈タワー」となってい ます.この范囲のなかに早良郡(能古岛等を除く旧西区)が多くの史迹名胜が存在してい ますこの史迹名胜は太古の时代から人々の生活活动や経済活动などのための「道」すなわ ち近代での 「街道」 があり, その周辺に史迹名胜の多くが存在していました早良郡には 「街 道」等の「道」には, 「旧唐津街道」「旧三瀬街道」「旧早良街道(板屋道) , , 」および「太 合道」があり,现在も一部の区间を除けば存在していますこれらの街道沿いの付近には中 世の城址が多く存在しています.そのうちの一つに「旧早良街道(板屋道) 」付近にある荒 平城があり,荒平城の落城后に「荒平くずれ」の人々が文化および产业に贡献したことを 挙げることができますとくに, 『早良逍遥マップ记』では,早良で生れた明治の农业技术 と西日本地方で発展してきた农业技术とが相俟って,わが国経済発展や台湾の経済発展に 大きく寄与してきたことを解说いたしました. 本书は,第 1 部においては,鉄道が产业に果たした役割についてということで,早良に おける产业の発展に寄与してきた第 2 次产业である鉱业 (石炭) 第 3 次产业である鉄道 , (含 む轨道)について记述します.炭鉱についての详细は第 2 部の炭鉱を参照してください. 第 2 部においては,逍遥のための「旧街道」と「荒平くずれ」とかかわりのある中世の城 址を记述しています.ところで, 「旧街道」を提示することによって,その周辺の史迹名胜 のマップと解说が必要となります.そのようなことから前回の『早良逍遥マップ记』と一 部同様のマップと解说を再掲载しています. 本书は,前回の『早良逍遥マップ记』と同様,逍遥のための「マップ」と「歩数」を提 供していますまた,本书は产业の歴史的事実を确かめるために,マップに加えて统计的数 値を掲载しています.読者の皆様は数値の推移等から歴史を考えていただきたく存じます. そして,表面上现れました数値の持つ意味を様々な视点から分析や考察をおこなうことに より,过去の歴史の成果と未来への手挂かりが得られますことを期待したく思います
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目
次
はじめに 第1部 鉄道が产业に果たした役割について -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- -------------1页 2页 9页 22 页 29 页 29 页 30 页 31 页 32 页 78 页
1.特殊轨道の役割について 2.旧筑肥线の役割について 3.路面电车が果たした役割について 第2部 旧街道とその周辺付近の城址について
1.旧早良街道(板屋道)について
2.旧三瀬街道について 3.太合道について 4.早良逍遥マップの一部とマップに掲载の史迹名胜の解说 おわりに
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第1部
鉄道が产业に果たした役割について
明治时代の早良をはじめとする西日本地方による农业発展は,现在のわが国の経済発展 と大いに関系があるといっても过言でない.农业発展(教育などの技术进歩)は多くの人 口を养うための食粮生产を可能とし,さらに"余剰"をもたらすこととなった.この"余 剰"が人口の増加を可能とする一方で,鉱工业の第 2 次产业やサービス产业の発展を可能 とした サイモン·クズネッツ(Simon,Kuznetz:米,1901～85 年,1971 年にノ-ベル経済学 赏)は近代経済成长の定义をつぎの 2 つの条件としているすなわち,①人口が长期にわた り,过去に见られなかったような高率で継続的に増加する.②人口増加率を上回る率で国 民生产物(GNPやGDPのこと)が持続的に増加する. わが国は明治以降この 2 つの条件に合致し,経済成长を遂げ物质的な"豊かさ"を手に 入れてきた.また,わが国はコーリン·クラーク(Colin,Clark:英,1905～ )によるペ ティの法则[第 1 次产业(农林水产业)→第 2 次产业(鉱工业)→第 3 次产业(运输·通信· 流通などのサービス产业)へと,就业者数や生产额が移行する]が成り立ち,経済成长を遂 げてきた.表 1 には产业别就业者数とその构成比を示している 表 1-1. 产业别就业者数とその构成比

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